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■なわ跳びの知恵 [私の昭和30年代]

■なわ跳びの知恵

これは僕の子供の頃の話。
『昭和30年代、僕はまだ小学生だった。』

近所の子が数人集まると、やっていた定番の遊びがなわ跳びでした。ひとり用のなわ跳びを2~3本繋げて大きくします。そうしてみんなで跳ぶのですが、ただ跳ぶのではなく郵便屋さんになって跳びます。なわ跳びを回す子が「郵便屋さん♪拾ってください♪○枚♪」と唄います。跳んでいる方は地面に落ちている○枚を拾う郵便屋さんという感じで跳びます。跳びながら地面に手を付けて手紙を拾う動作をして立ち、また跳ぶの繰り返しで○枚拾います。さてぼくが跳ぶ番になり、なわ跳びを回す子たちの唄を待ちます。「郵便屋さん♪拾ってください♪108枚♪」と唄いました。「ええ~っ、108枚!?ホントに?」とぼくが見ると、なわ跳びを回す子たちも笑いながらも、かなり張り切っています。「郵便屋さん♪拾ってください♪108枚♪」と譲りません。よしとばかりにぼくとあとふたりが輪に駆け込みます。「郵便屋さん♪拾ってください♪108枚♪」「1枚‥2枚‥3枚」と拾っているうちに30枚位から脱落者が出てきます。「ゆっくり回してよ」と跳んでる方が声を掛けます。ちょっとゆっくりになり少しだけ余裕が出てきます。それでも、またひとり脱落してとうとうぼくひとりで「70枚‥71枚‥72枚」と跳んでいました。それでもぼくは頑張りました。続けてとうとう108枚拾ってしまいました。これにはみんなから拍手が起きました。でも、もうへとへとのよれよれで跳べそうにありません。ぼくは今度はなわ跳びを回す方になりました。よしそれなら「郵便屋さん♪拾ってください♪3000枚♪」と唄ったら、みんなで大笑いになりました。でも、一応やってみようよと言う子がいるので、笑いながらも唄います。「郵便屋さん♪拾ってください♪3000枚♪」で、なわ跳びの中に入った女の子が「郵便屋さん♪100枚づつ拾います♪」ぼくは唖然としました。「100枚‥200枚‥300枚」ってそりゃ無いだろう。と女の子は3000枚をあっさりクリア!これにはみんなも大笑いで笑いすぎてしばらく力が抜けてしまいました。しっかし、女の子って頭良いよなと妙に感心するぼくでした。














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