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■トラウマになった切り干し大根 [つれづれ帳]

■トラウマになった切り干し大根

これは僕の子供の頃の話。
『昭和30年代、僕はまだ小学生だった。』

皆さん切り干し大根ってご存じですか。実は、あれ大嫌いなんです。
それは小学校低学年の時でした。母が中くらいの鍋で切り干し大根の煮物を作っておりました。切り干し大根と油揚げが入っただけの煮物なのですが、当時はなかなのご馳走でした。まだ煮える少し前に母が「ちょっと、味見して」と小皿に取ったものを試食したのですが、これがものすごく美味しかったのです。なので、試食のおかわりをして、これがやはりまたまた美味しかった。それで、また試食の試食のおかわりをしているうちに、鍋の切り干し大根が半分くらいになってしまいました。母は「まだあるから足そうね」と追加して煮込んでいます。その匂いにたまらず、まだ完全に出来上がっていないのに取ってもらって食べました。なんか美味しくて止まらず結局また鍋の半分位、ひとりで食べてしまいました。しかし、後から追加した切り干し大根はまだ十分に煮汁を吸っていない状態でした。
いきなり気持ち悪くなってきて、子供のことですから、ものすごい勢いでゲロしました。それが、お腹の中で水分を吸って膨らんだ大根が溢れてくるという感じで、さらに気分が悪くなりまた「うぷ」となり、もどせばもどすほど生の大根に近くなり、その匂いと共にとにかく苦しい。合計でほぼひと鍋ほどの切り干し大根はお腹のなかで水分を含み、もとに戻りあふれ出たのでした。母は怒ったりしませんでしたが、大いに呆れ果てていました。
この一件以来トラウマとなり、切り干し大根は見るのも嫌、匂いも嫌、完全に食べられなくなりました。今でもだめです。一口で気持ち悪くなります。
でも不思議なことに、生の大根おろしとか刺身のツマの大根は大丈夫です。











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