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■ゴム跳び [私の昭和30年代]

■ゴム跳び

これは僕の子供の頃の話。
『昭和30年代、僕はまだ小学生だった。』

なわ跳びで思い出しましたが、ゴム跳びというのがありましたね。おもに女の子の遊びなんだけど僕たち男の子も加わりやりました。輪ゴムを集めて繋いでいき2~3メートル位にします。それをふたりで持ち、引っ張ります。そのピンと伸びたゴムを跳びます。始めはくるぶしの高さから始めて膝、腰とだんだん高くなって行きます。
女の子は下着が見えないように、下着の中にスカートをたくし入れて即席ブルマーにするのが定番でした。本当に女の子は凄いことを考えるなぁと感心します。だんだん高くなるにしたがって技を出します。高い所のゴムを跳ぶ時には片足先を振り上げてゴムに引っかけ、身体をクルッと回転させて跳びます。ゴムに足が届かないと出来ません。同じ年だと女子の方が背が高くて、ゴムが頭の高さだと自分の背より高く足が上げられないとまず跳べません。跳べないとゴム持ちと交代します。この遊びも輪ゴムが必要なだけで、まったくお金が掛からず、しかも楽しく遊べました。
ある日、助走をつけて自分の背の高さより足を上げて跳ぼうとしたとき、半ズボンの縫い目ビリッばかり裂けました。黒い半ズボンから白い下着が見えてしまい恥ずかしかったです。あの頃の女の子は、あっけらかんとして、下着にたくしこむ即席ブルマーからカモシカのような脚がすらりとのびていて、臆さずに男の子のようにゴムを跳ぶ姿が綺麗だと思いました。あの頃は「みんな生き生きしていたなぁ」と想いを馳せるのでした。


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