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■感激の天体ショー [私の昭和30年代]

■感激の天体ショー

これは僕の子供の頃の話。
『昭和30年代、僕はまだ小学生だった。』

小学生の時仲が良かった友達の家は比較的に裕福な家庭でした。彼の家に遊びに行くと、たいてい新しい何かがあるのです。
ある日その彼に呼ばれて家に遊びに行きました。夕食をご馳走になり夜を待ちました。さて今日は何を見せてくれるのだろうと期待が膨らみます。彼に促され庭に出ると、そこには天体望遠鏡(屈折望遠鏡)があったのです。
僕がまだ子供の頃は、天体望遠鏡なんて高値の花で、とてもサラリーマンの家庭では買ってもらえるものではありません。天体望遠鏡も凄いと思いましたが、感激はこのあとでした。
なにやら方角を調べて、天体望遠鏡を夜空に向けている彼が呼びます。そこで彼と交代してアイピース(接眼レンズ)を覗くと、なんと見えたのは土星でした。天体望遠鏡の視野の真ん中に、土星が捕らえられていて、ちゃんとあのリングまでくっきりと見えたのです。初めて見た惑星でした。気の遠くなるような距離を隔て、手の届くような所に見えるその素晴らしさは、今でも胸が熱くなります。神秘的で綺麗でした。
そのあとで見た木星も明るくこれまたすごく綺麗でした。
そして、低倍率にしてプレアデス星団を見ました。これは、おうし座の散開星団で日本名は「すばる」です。地球から遙か400光年の距離にあり、肉眼でも輝く5〜7個の星の集まりを見ることが出来るそうですが、天体望遠鏡を通してみた星団はもう神秘的としか言いようがない輝きで、思わずため息がでました。
今考えれば、当時より性能も良く安い天体望遠鏡が手に入りますが、あの時の感激は一生ものだと思います。今でもあの神秘な天体の様子を思い出すと心ときめくのでした。小学校の高学年の時の思い出です‥‥‥。














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