アニメーション監督に見るフローチャート [趣味]
監督のフローチャートとしてこれも1995年に作成しました。
アニメの監督がアニメの製作過程の中でどうようなポジシャンであるかを示しています。
これも、セイルアニメ時代に作成したものなので、今のデジタルアニメと違います。、
特に彩色と撮影は大きく変わっていることをお断りしておきます。
では全体の仕事に流れをご覧ください。
こちらも各プロダクションにより違いがありますので一例としてご覧ください。
以下に監督の仕事におけるポイントを何点かあげていおきます。
これはきわめて基本的なことであり、大変重要なポイントです。
【監督としての姿勢】
●映画文法の基本をマスターしていること。
●自分のイメージを第三者に伝えられること。
●作品の方向を完全に理解していること。
●スケジュール、予算を守れること。
●スタッフを思いやる気持ちを持つこと。
(感謝の気持ちを持って接する)
【絵コンテのための準備】
●シナリオをよく熟読すること。
●ストーリーの構成をしつかりつかんでおき、
シナリオの弱点をカバー出来るアイデアなども考えておく
~構成を自分でやっても良い。
●キャラクター表及び背景設定や資料などを頭に入れておく。
●キャラクターの性格付けをする。
●原作がある場合は読んでおく
~傾向を知らずして映像を構築するなどは論外である。
●プロデュサー、原作者などとのミーティングで、
どんな作品が望まれているのか理解すること。
【絵コンテの基本ポイント】
●「なぜこのアングルか?」「なぜこのサイズか?」といった画面構成の原理を、
きちんと理解できること、そして説明できること。
●基本を知っているうえでの意味ある常識やぶりは、
効果があるが内容にあわないのならただのムダである。
●適切なカット割り(そのカットの使命を果たす表現)。
●セリフ・音楽・効果音という映像のバランスを常に考慮する。
●意味のないアングル、意味不明のカットを作らない。
(例=単に位置関係を表すだけの俯瞰のカットなどは意味がない)
●セリフの感情と画面のサイズを一致させること。
(例=カメラアングルやサイズを意味なくあちこち変えるなどの行為は、
感情が盛り上がらない)
●クライマックスを決めその部分のクォリティを落とさないように。
●シーン変わりに注意する。同パターンは避けること。
くれぐれも単調にならないように~
①アクションから入る
②シチュエーションから見せる
③情景から見せるなど~入り方に工夫をする。
【作画打合せ時のチェックポイント】
●ストーリー全体の簡単な説明。
●設定類についての説明~世界観の解説。
●担当してもらうシーンについて内容の説明と打合せ
~全体の構成のなかで、その部分がどういう位置を占めているか、
などというデータとして説明。
●絵コンテをもとにした打合せ作画上のイメージを明確に伝える。
●アクション、セリフだけでなく画面効果など、
具体的なヴィジュアル面での方向づけ
~処理の方法、カメラワーク、色彩なども検討。
【音響打合せのポイント】
●音楽イメージの方向づけ~作曲家のイメージやサンプル等打合せ。
●音楽メニューのイメージを提示。
●声優イメージ。
●音響監督との打合せ
~作品の全体的なイメージの確認。
~効果音など音響全般の総合的なイメージを打ち合わせる。
なおこのブログでのフローチャートと文章を転載することを禁止します。
アニメの監督がアニメの製作過程の中でどうようなポジシャンであるかを示しています。
これも、セイルアニメ時代に作成したものなので、今のデジタルアニメと違います。、
特に彩色と撮影は大きく変わっていることをお断りしておきます。
では全体の仕事に流れをご覧ください。
こちらも各プロダクションにより違いがありますので一例としてご覧ください。
以下に監督の仕事におけるポイントを何点かあげていおきます。
これはきわめて基本的なことであり、大変重要なポイントです。
【監督としての姿勢】
●映画文法の基本をマスターしていること。
●自分のイメージを第三者に伝えられること。
●作品の方向を完全に理解していること。
●スケジュール、予算を守れること。
●スタッフを思いやる気持ちを持つこと。
(感謝の気持ちを持って接する)
【絵コンテのための準備】
●シナリオをよく熟読すること。
●ストーリーの構成をしつかりつかんでおき、
シナリオの弱点をカバー出来るアイデアなども考えておく
~構成を自分でやっても良い。
●キャラクター表及び背景設定や資料などを頭に入れておく。
●キャラクターの性格付けをする。
●原作がある場合は読んでおく
~傾向を知らずして映像を構築するなどは論外である。
●プロデュサー、原作者などとのミーティングで、
どんな作品が望まれているのか理解すること。
【絵コンテの基本ポイント】
●「なぜこのアングルか?」「なぜこのサイズか?」といった画面構成の原理を、
きちんと理解できること、そして説明できること。
●基本を知っているうえでの意味ある常識やぶりは、
効果があるが内容にあわないのならただのムダである。
●適切なカット割り(そのカットの使命を果たす表現)。
●セリフ・音楽・効果音という映像のバランスを常に考慮する。
●意味のないアングル、意味不明のカットを作らない。
(例=単に位置関係を表すだけの俯瞰のカットなどは意味がない)
●セリフの感情と画面のサイズを一致させること。
(例=カメラアングルやサイズを意味なくあちこち変えるなどの行為は、
感情が盛り上がらない)
●クライマックスを決めその部分のクォリティを落とさないように。
●シーン変わりに注意する。同パターンは避けること。
くれぐれも単調にならないように~
①アクションから入る
②シチュエーションから見せる
③情景から見せるなど~入り方に工夫をする。
【作画打合せ時のチェックポイント】
●ストーリー全体の簡単な説明。
●設定類についての説明~世界観の解説。
●担当してもらうシーンについて内容の説明と打合せ
~全体の構成のなかで、その部分がどういう位置を占めているか、
などというデータとして説明。
●絵コンテをもとにした打合せ作画上のイメージを明確に伝える。
●アクション、セリフだけでなく画面効果など、
具体的なヴィジュアル面での方向づけ
~処理の方法、カメラワーク、色彩なども検討。
【音響打合せのポイント】
●音楽イメージの方向づけ~作曲家のイメージやサンプル等打合せ。
●音楽メニューのイメージを提示。
●声優イメージ。
●音響監督との打合せ
~作品の全体的なイメージの確認。
~効果音など音響全般の総合的なイメージを打ち合わせる。
なおこのブログでのフローチャートと文章を転載することを禁止します。
2011-06-24 04:47
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