「隠し砦の三悪人」 [こたきちの映画鑑賞]
「隠し砦の三悪人」1958年・日本
監督:黒澤明
出演:三船敏郎/千秋実/藤原釜足/藤田進/志村喬/上原美佐
(139分)
とにかくこんな爽快な時代劇は初めてだった。冒頭から登場する百姓の太平と又七の欲の皮の突っ張った様のやりとりが全編を通して笑える。まさに一般庶民とはこんなものだと思える程世俗的なこの百姓ふたりを相手に軍資金を持って旅をするのだが、困難な状況から抜け出す設定が連続していて緊迫感たっぷり。秋月家の武将・真壁六郎太の槍でのアクションは、槍の技の仕掛合いで素晴らしい躍動感。さらなる困難な状況とそれを抜け出すアイデアは秀逸で緊張感たっぷりの面白さ。旅の間では庶民と同じ扱いの姫も、ラストシーンでお姫様に戻った雪姫のシーンはロングショットで、あえて雪姫のアップを使わないことにより百姓と武士の格の違いを出しているような気がする。
監督:黒澤明
出演:三船敏郎/千秋実/藤原釜足/藤田進/志村喬/上原美佐
(139分)
とにかくこんな爽快な時代劇は初めてだった。冒頭から登場する百姓の太平と又七の欲の皮の突っ張った様のやりとりが全編を通して笑える。まさに一般庶民とはこんなものだと思える程世俗的なこの百姓ふたりを相手に軍資金を持って旅をするのだが、困難な状況から抜け出す設定が連続していて緊迫感たっぷり。秋月家の武将・真壁六郎太の槍でのアクションは、槍の技の仕掛合いで素晴らしい躍動感。さらなる困難な状況とそれを抜け出すアイデアは秀逸で緊張感たっぷりの面白さ。旅の間では庶民と同じ扱いの姫も、ラストシーンでお姫様に戻った雪姫のシーンはロングショットで、あえて雪姫のアップを使わないことにより百姓と武士の格の違いを出しているような気がする。
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