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■忍者のシッポ? [私の昭和30年代]

■忍者のシッポ?

これは僕の子供の頃の話。
『昭和30年代、僕はまだ小学生だった。』

まだ小学生の低学年の時、冬場になると母が「あんたは、すぐお腹をこわすから」と言って、腹巻きを出す。これが、なんと普通のサラシで3メートルちょい位ある。これを腹に巻かされていた。
ある日、学校からの帰り道で、友達が後ろから声をかけてきた。「こたちゃん!シッポが出てる!」その声に振り向くと、友達は盛んに足下を指さす。見れば白い布が半ズボン2メートル位からはみ出して歩道にたれている。腹巻きがわりのサラシがほどけて、半ズボンからはみ出ていたのだ。
そこで思いついた。「そうだ、忍者は布を地面に着かないように走る訓練をするんだ」とばかりに走り出した。走るとサラシは宙に舞いひらひらとはためく。「おもしれーっ」と歩道をぶんぶん走っていると、通行人が笑っているのに気づいた。「あっ、なんか恥ずかしいことやってる、オレ?!」と遅まきながら気づいた。
停まってはみたが、人前ではさすがにまき直す勇気はない。「そうだ!取っちゃえばいいんだ」とお腹に一巻き位残すだけだったので、強く引っ張れば取れると思った。で、思い切り引っ張った!だが、世の中はそう甘くはない!残りのサラシは腹にきつく巻き付き抵抗する。となるといきなり引っ張った勢いで、サラシはグッ!と股間にくい込んだ!かなりの思い切り引きだったので、あそこのタマがつぶれるかと思った!スゲー痛てーっ!思わずうずくまってしまった。醜態を隠すつもりがさななる醜態を生み出したのだ。追いついて来た友達が心配そうに言う。「しっぽ大丈夫?」友達も動転していたようだ。オレを心配しろっうの‥‥














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