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エレベーターの隙間に手が [つれづれ帳]

エレベーターの隙間に手が

~私の体験記~

これも以前にあった話。
仕事仲間3人と食事をした後、雑談しつつ仕事場のあるマンションに戻ってきた。そのとき、子供の泣き声が聞こえた。誰もそれを気にしなかったが、僕は「おかしい、ちょっとみんな行こう」と皆を引き連れて、泣き声の方へ向かった。
そこにはエレベーターがあって、まだ学校前らしき女の子の手が閉じた扉と扉の隙間に挟まっていた!それで泣いていたのだ。それをお母さんが一生懸命、無理矢理引っ張っているではないか。僕は慌てて、それを止めさせて、挟まれた手をよく見ると、扉と扉の隙間に手首までもぐっている。これでは、挟まれた方もビックリしたろうし、すごく痛いだろう。このままでは無理に抜けないと思い、仕事仲間に通りにある板金屋からバールを借りて来てと指示した。すぐ板金屋のおやじがバールを持ってやってきた。バールを差し込み隙間を広げると、いとも簡単に手を抜き出す事が出来た。
お母さんはお礼もそこそこにエレベーターに乗ろうとする。僕が「あの、病院に行った方がいいと思いますが?」と言うと、お母さんは「あ、大丈夫です、これ位」と言う。でも、女の子の手は赤く腫れているし、念のため病院に行った方がと再度勧めても、お母さんは大丈夫ですとエレベーターに乗り行ってしまった。
この話を妻にしたら、「きっと恥ずかしかったんじゃない。後でちゃんと病院に行ってるよ」と言う。そんな物なのかとは思うが、確かにあのお母さんバツが悪そうだったね。
仕事仲間がなんで事故って解ったかとしきりに不思議がる。確かにいつも子供の声とか聞こえているから、普通ならそのまま聞き過ごすと思う。でも、同じ泣き方でも切迫度が違うっていうを説明したら、みんなが凄いと言う。いつもと違う感じって解らないものなのだろうか‥‥‥。











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