SSブログ

母の葬儀の場合 [つれづれ帳]

母の葬儀の場合

普通このようなことは話題にしないものだが、誰しもが経験することなので、
少しでも参考になればと思い掲載しました。

母もまた病院で亡くなった。84歳だった。ところがそれが2006年もあとわずかの12月29日の夜10時半くらいの事だった。
とにかくまず葬儀社を探さなくては。対応が便利なように家の近くの業者をタウンページで探した。今回も夜中の内に業者と打ち合わせとなった。前回の父の葬儀の費用のことを教訓とし、業者に素直にお金がないので安くあげたい旨を伝えた。見積もりの段階で見栄は一切張らない事にした。見積りの内容を業者にお任せということもしなかった。解らないことは質問し納得のいくまで話合った。棺も上質なものは高いので普通のものに、祭壇も普通のものにするなど、とにかく省けるオプションはすべてやめた。ただ、火葬は最上級にし、残るものなので骨壺も良い物にした。霊柩車も普通のもので十分。
暮れも押し詰まっているので、寺の住職と相談して先に火葬にすることにした。火葬場は31日午後1時に予約が取れた。ギリギリ間に合った。この午後の時間のおかげで食事を出さないで済み余計な出費を抑えられる。細かいがドライアイスの代金すら節約できる。本当に見栄も外聞も捨てている。
告別式は、年明け早々の1月6日の午後2時から3時で組んでもらった。この時間にすることで、ここでも食事を出さないで済むからだ。こうして、母の葬儀は、見積もり通り約130万円で収まった。だが、家計的には父の葬儀の際に預金が底をついていた。仕方なくキャッシング・ローンで借りた。後日ローンを返済するために、今まで買い集めたCDのコレクションを600枚位、DVDのコレクションを200枚位すべて売り払った。
しかし、ここでまだ思わぬ出費が生じた。母はアパートに住んでいたので家賃が必要だ。余計な出費を防ぐには1月いっぱいで引き払わなくてはならない。困ったのは、家具やら布団やら生活用品が意外に多くあり、仕方なく不要品の回収業者に依頼した。これに約17万円もかかってしまった。これは意外に重い出費だった。アパートの物が片付いた所で、妹とふたりでご近所をまわり挨拶した。
やはりホッとしたのは、墓にお骨を納めた時だった。そして、葬儀に見栄を張らなくても、ちゃんと人並の式が立派に出来るという事を知った。要は心の問題なのだ。

タグ:葬儀
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
父の葬儀の場合逆さまつげの逆襲 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。