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逆さまつげの逆襲 [つれづれ帳]

逆さまつげの逆襲

~私の体験記~

これは真冬の夜のことだった。
夜中にトイレに起きて、また床に戻り布団を掛けた時、右目がチクリとした。何かが目に入ったようだ。結構痛いので、寒いのをこらえてつつ起きて、机の蛍光灯を点けて手鏡で目を見た。
よく見ると右目の縁に太いまつげが抜けて刺さっている。指で摘もうとするが寒いせいか上手くいかない。痛いので目をパチパチしているうちに、刺さっていたまつげが見えなくなった。「おっ、勝手にとれたか」と思ったが、今度は下まぶたがゴロゴロするし痛い。どうやら抜けたはいいが下まぶたに入り込んだらしい。
なんか余計に取れなくなった。仕方がないので目薬を多めにつけて瞬きをしてみる。しばらくするうちに涙が出てきた。するとゴロゴロがなくなった。鏡で見てみると、目の端に横向きに良い具合に取れたまつげが浮いている。そこに指を近づけたとき、寒かったせいかクシャミをしてしまった。指は目標を外し上まぶたを突いてしまった。するとそれがきっかけだったのか、今度は上まぶたがゴロゴロと痛い。抜けたまつげは上まぶたに移ったようだ。なんで夜中にこんな事にと腹が立つ。
下まぶたより、上まぶたに挟まっている方が痛いじゃないか。ここでコタツを点けて入り、どてらを着込み再チャレンジ。まぶたの縁をめくったりしているうちに目が赤くなってきた。また目薬を多めにつけると、すごくしみるではないか。だいぶ目をこすってしまったようだ。しみるので涙が溢れる。と、ゴロゴロが取れた感じがする。鏡で見てみると下まつげに、抜けたまつげが乗っていた。やっと取れたが30分位かかっている。目は真っ赤だし、すっかり身体が冷えてしまっている。なんか寒気がするし、鼻がズルズルになって来た。床に入るが冷えている。涙うるうるの鼻ずるずるで寝た。翌日、右目はヤニでごわごわだった。

タグ:逆さまつげ
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